2013/07/19

院内を探検して、メダル、ゲットだぜ!

病院のホームページ、最近は充実しているところも多い。クールなデザインであったり、携帯向けのページを用意していたり。病院だから地味なホームページで十分、なんていう考えは一昔前のことになってしまった。

こども病院では、こどもにも分かりやすいことを意識してホームページを用意しているところもある。例えば、東京都立小児総合医療センター。

東京都立小児総合医療センター

院内の案内はちょっとした探検ゲームのようになっていて、すべてのメダルを集めたくなってしまうような良い仕掛けがなされている。

ちなみに、厚労省はホームページのガイドラインで、受療をあおるような記載や、成果・実績を過度にアピールするような記載を制限している。

医療機関ホームページガイドラインを作成しました|報道発表資料|厚生労働省

規制も重要だが、できれば各病院が情報を開示する取り組みを加速させるような前向きな施策も考えてもらいたい。(一定ルールで情報を開示、更新していたら、診療報酬上で加算が取れる等)

ちなみに、都立小児総合医療センターは、大人向けの情報も充実している。例えば「小児科病棟の正規保育士が外来で行ったプレパレーション」の実績なども開示している。


こども向け「探検」ができるページはこちら
こどものページ|東京都立小児総合医療センター

充実した臨床指標はこちら
臨床指標について|病院のご紹介|東京都立小児総合医療センター|子どもの病気全般(救急救命・先天性疾患・小児がん・外傷など)

皆保険ゆえ、どの医療機関にかかっても医療費に差は生じない(同じ診療内容であれば)。医療の質を上げるには、情報開示と、それに基づく患者による医療機関選択が、皆保険を維持するために重要だろう。