2014/03/31

ドラッグストアが集めたい情報とは

調剤薬局が生き残るにはどうしたらいいか、弊社のレポートに去年まとめた。

meditur insight vol.2 調剤薬局の課題と未来 発行いたしました | 株式会社メディチュア

その中でも触れた、「薬局は情報を積極的に集め分析し価値ある還元を行うべき」と常々考えている。『価値ある還元』とは有益な情報や働きかけでもいいし、特別感のようなものでもいいし、はたまた、値引きでもいい(処方薬などの値引きに制約があるものは除く)。

「還元」のアイデアがなければ、取りあえずポイントや値引きで還元しておくのも手だろう。Tポイントカードなどが「ポイント」を還元してくれる理由は、間違いなく情報を集積・分析することで、売り手側に有益なことがあるからで、その有益な価値以上の還元はしていないはずだ(先行投資の可能性もあるが)。



どういったことに薬局は価値があると考えているか。すなわち、何にポイントを付けるか、だ。ヤマダ電機が来店者にポイントを付けた(≒来店してもらうことに価値がある)。では薬局ではどうだろうか。Walgreensは参考になることが多い。上記サイトにあるとおり、Walgreensは歩数でポイントが付くのだ。インフルエンザの予防接種や商品の購入は「支払い」を伴っているので目新しさは無いが、歩数に価値がある、というのは、これを何に使うか、間違いなく『次』を考えている。

付加価値により顧客を囲い込む。調剤薬局などは、そもそもの薬は同じゆえ、この付加価値の部分で差別化できないと生き残っていけないのではないだろうか。こういった趣旨で書いた弊社のレポート、参考にしていただけると幸いだ(冒頭のリンクからどうぞ)。

ちなみに、Walgreensの案内動画によると、fitbitなどの活動量計とリンクできるようだ(STEPSへの登録は米国在住者のみ)。案内動画は続きからどうぞ