2014/04/21

イケてるデザインで未開拓客をターゲットにする

マッチングオーダーサプリメント- Pitali(ピタリ)

面白い。TSUTAYAのグループ会社がサプリメントに参入だ。ウェブサイトが洒落ている。無駄に不安を煽っていない。「ハッキリとした毎日」みたいな煽りがないだけで新鮮味を感じるというのもどうかと思うが、日々、健康食品・サプリメントのウェブサイトを見て回っているだけに、いい意味で「健康食品らしさ」に欠けていて、ぱっと見、化粧品のウェブサイトみたいだ。

おそらく、これまでとはまったく違う客層に訴求するのだろう。TSUTAYAが手がけている時点で、Tポイントカードなどの情報をうまく絡めてきそうな予感もするし、若年層への斬新なアプローチも期待できそうな予感もする。

でも、サプリメント事情通から見たら、肝心の商品がバカ高い。大体、5倍から10倍の値段が付いている。簡単な質問に対する回答から適切なサプリメントを提案してくれる点と、オシャレなデザインのウェブサイトは非常に好感が持てる。なので、値段は付加価値と理解すべきところだろう(個包装や黒胡椒成分配合などの独自アピールポイントは、コスト的な負担はさほどではないと思われる)。

現状の健康食品・サプリメント市場は、成分が同じようなものは非常に厳しい価格競争が行われている。後発組のTSUTAYAは、そういった価格での勝負はしない、ということなのだろう。今後が楽しみだ。


ちなみに、今後、サプリメントの販売、ドラッグストアが薬剤師主導で猛烈なマーケティングをしかけてくると見込んでいる。これについては、以前の弊社レポート meditur insight vol.4をお読み頂きたい。