医療、福祉に貢献するために

医療、福祉に貢献するために
~ 株式会社メディチュア Blog

2014/06/30

健康関連の本に大事なのは易しさ(優しさ?)

病気が気になる歳なのだろう。すでに還暦を過ぎた親は「あなたは一生老化しない」という本を読んでいるらしい。もうすでに老化しているのに・・・ということを言おうか迷ったが、ぐっと堪えて、そのとき机の上に出ていた本を並べて写真を撮ってきた。

実家の机の上に置いてあった本たち
机の上に並んだ本は病気のことばかりで、こんなのでは気が滅入ってしまうよ・・・と心配しようかと思ったのだが、「あさイチスーパー主婦の直伝スゴワザ」みたいな本もあったので、気楽に読んでいるようだ。病気・健康関連の本は、気楽に読めることも大事なのではないだろうか。ヘルスリテラシーの向上という観点では、難しい本はいくら内容が素晴らしくても大勢に読ませることは正直厳しいだろう。

余談だが、「病気と害虫BOOK」が一番読み込まれていた。今一番気になるのは、家庭菜園の病気らしい。


2014/06/29

googleの広告で看護師やリハスタッフは地方へ

Googleのメールgmailをずいぶん長いこと使っているのだが、広告はあまりクリックしていない。なので、あまりgoogleのためにはなっていないように思う。でも、広告の内容によっては、さすがに目に留まるものもある。

gmailの画面(画像をクリックで拡大) 右側の広告に注目
上の画面の右端に注目。宮崎県言語聴覚士試験!! なぜ、自分の画面に言語聴覚士の試験のお知らせが?? googleの広告表示のアルゴリズムは分からないが、医療関係で調べ物をすることが多い自分は、何かしらマッチしたのだろう。別の日には看護師の試験も表示された。当然ながら自分は言語聴覚士の資格も看護師の資格もない。

地方における医療スタッフの採用は難しいと聞く。先月、とある地方大学の看護部長から採用の難しさを聞いたのだが、何も策を講じないのと、何かしら講じたのとでは、まったく結果が違うとのこと。やはり、無理だ無理だと諦めてしまってはダメなのだろう。

広告の是非はともかくとして、宮崎県に興味がある人は、下記サイトを覗いてみてはいかがだろうか。


宮崎県病院局:平成26年度宮崎県看護師(助産師含む)選考採用試験
宮崎県病院局:平成26年度宮崎県診療放射線技師・言語聴覚士・臨床工学技士選考採用試験

2014/06/25

買い物カゴでシンプルに栄養バランスを

先日、日本健康・栄養システム学会で話をさせていただいた。そのシンポジウムでクオリティライフサービスの小島先生が非常に身近な切り口で、食生活の改善について話をされていた。

|||| QUALITY life service ||||

この先生、何でも24時間マラソンの森三中の大島さんのサポートをなされていたとか。有名な方らしい。

で、色々話を聞いたのだが、何より、話が分かりやすい。

そして、一番シンプルでわかりやすかったのがこれ。


毎食毎食、栄養バランスを気にする必要はなく、買い物をするときに栄養バランスを心がけていれば、それを3日なり1週間なりで食べきったときには、自然とバランスが取れているという話。

なるほど。神経質な人は毎食気を配れるのだろうけど、ずぼらには無理なので、こういうシンプルな方法は素晴らしいと思った。

ちなみに、家に帰って妻に話したら、素っ気ない反応だった。どうやら、ずぼらなのは自分だけだったらしい。

2014/06/24

短期滞在手術等基本料3、看護必要度の計算に含めるか含めないかは・・・・

※文末に2014/7/14の追記あり

全日病の資料を見れば、「厚生労働省保険局医療課より回答をいただきました」と書いてあり、

全日本病院協会 事務連絡 平成26年5月20日 www.ajha.or.jp/topics/jimukyoku/pdf/140520_1.pdf

その資料中の8番目には、以下のように書いてある。
短期滞在手術等基本料3 同基本料算定患者については、重症度、医療・看護必要度の測定対象患者となるのか ⇒その通り
一方で、ある知人から連絡を受けたのが、下の内容。「知ってる?」って聞かれたのだが、もちろん知らない。そして、その内容は、厚労省の担当者が取材に応じ、全日病の資料とは真逆の内容を答えているという。

短期滞在手術等基本料3は医療・看護必要度の計算に「含めません」 厚労省、近く事務連絡 - グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン

今回の診療報酬改定、病院は大混乱していると思う。今が3月下旬で、いよいよ来週から新制度だ、という時期ならば、多少理解できる(それでも現場はブーブー言うに違いない)。でも今はもう梅雨入りした6月も下旬で、経過措置の終わりが近づいてきた、といった方が現場にはしっくり来る時期だ。なぜこんなに大混乱しているのだろうか。おそらく、システム会社などは対応しろと言われても到底無理な話を、この3ヶ月、4ヶ月聞き続けているに違いない。

冒頭の短期滞在手術3の看護必要度は、いずれどちらが正しいかはっきりするだろう。しかし、病院は伝聞で算定することはできない。確かな情報が必要だ。インターネット上の情報などを鵜呑みしてもよいが、誰も責任は取ってくれない。必ず、県の厚生局の事務所に問い合わせるなどの対応が不可欠だろう。また、あるところでは、その県事務所の情報が二転三転している、なんていう話まで聞く。そうなると対抗手段は、会話・電話の録音やメールなどの記録保存も検討すべきなのかもしれない。

大改革に大混乱は付き物なのかもしれないが、医療現場や患者にまで迷惑をかける改革は、誰も望んではいない。次の改定は大改革であっても構わないが、綿密に練りこまれていることを期待したい。

(2014/7/14追記) 疑義解釈(その8)(http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=205571&name=file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000050958.pdf)で、「含まれない」となった。朝令暮改の医療課は大混乱に違いない。そして、それ以上に病院は困惑しているに違いない。

2014/06/22

日本健康・栄養システム学会で話してきた

前職でレセプトを使った医療費分析をしているときにつながりがあった大東文化大学の先生とのご縁で、昨年から大学生に話す機会をいただいている。毎回、医療政策・病院経営などをテーマに話をさせてもらっている。

その先生が日本健康・栄養システム学会の大会長をなさるとのことで、栄養の取り組みでいい先生はいないのか?と聞かれ、それなら近森でしょうとお伝えした。その際、近森のことならMMオフィスの工藤先生が詳しいし、親しくされているはずで、またNSTの論文も書かれていますよ・・・と紹介した。

ただただ、人を紹介していただけだったのだが、気がついたら「何か話して」と振られてしまい、何かお役に立てればと思い、ちょっとだけ話をさせていただいた(工藤先生をご紹介したので、それで十分だと思っていたのだが・・・)。

同じシンポジウムで順天堂大学の福田先生が、40歳の特定健診を1丁目1番地、39歳までを0丁目、なんて喩えられ、お話をされていたが、それに倣って表現すれば、15丁目くらいの患者にも栄養指導していることに意味があるのか? もっと若い人に介入すべきなのでは?という話をさせていただいた。(資料、一部抜粋したものは以下を参照)



また、近森先生の話を聞いて、改めて管理栄養士・臨床栄養師の持つ力・可能性を知った。また負担だけが増え、みんなが疲れる「チーム医療」を、効率性を追求した「チーム医療」にしなければならないことの重要性を再認識させられた。

2014/06/20

シニアシフトは様々なところに

牛丼をよく食べる。ターミナル駅や自宅の最寄り駅の近くで食べることが多い。そのためだろうか。男性客が大半で、サラリーマン世代が多くを占めている。最近は女性客を見ても驚かないどころか、店舗によっては家族連れや年配の人も見かける。

とはいっても、自分の凝り固まった頭は、男性客・サラリーマン世代が多いとインプットされ続けていた。

午前11時。コインパーキングに五千円札が入らず、困ったときに目に入ったのが目の前にあった松屋。昼にはちょっと早いが食事を済まして小銭を作ろうと思い、牛丼にありついた。

牛丼自体はいつもどおりなのだが、衝撃的だったのは店内だ。たまたまなのかもしれないが、客が全員シニア層だった。6人居て、自分以外は全員70歳以上(おそらく。最高齢は80を超えていたように思う)。そして店員も1名はシニアに近い雰囲気だ。

店内すべての客が70歳以上の年配者
最近の牛丼屋はメニューも豊富で、幅広い層をターゲットにしています・・・と謳っていることは理解しているつもりだった。しかし、あまりのシニアシフトに強烈な衝撃を受けた。

日頃、医療機関と関連する仕事が多いだけに、年配層が増えていることを肌で感じているつもりだが、いやいや、色んなところでシニアシフトが起きているものだ。

シニアシフトを敏感に感じ取った牛丼屋は、そのうち「柔らかめ」「やや柔らかめ」「減塩」なんて商品を出してくるに違いない。

当たり前を当たり前とせず、柔軟な発想が求められている。シニアシフトもゲームセンターなどのそもそものターゲットではなかった想定外のところで起きている。興味深いものだ。


2014/06/19

おそらく多くの人が悩んでいるであろうジレンマ

明日朝7時。言うまでもなく、ワールドカップ。

おそらく、多くの会社員は「仕事だから仕方ない」「有給休暇か、午前半休、取っちゃおうかな」とか、そんなところだろう。

そして、義務教育の小中学生や、その先の高校生は真面目に学校に行くのかもしれないが、比較的自由気ままな大学生は「休もう!」「朝から○○の家で飲みながら観ようぜ」なんて無茶もできるかもしれない。

自分も自社の仕事の都合さえつけば・・・というところなのだが、明日は大学で授業。もう散々仕事の都合で休講にしてしまったので、もう休講にもできないし、まさか教える側がサボるわけにもいかない。

先週、もしかしたら、そもそも授業をやっても誰も来ないんではないだろうか?と淡い期待を抱いて、「みんな学校に来る気ある?」なんて聞いてみた。そしたら、はっきりとは言わないものの、やっぱり多くの学生は休みますオーラを出してた。明らかに出席が足りない学生からも、一生のお願いばりの表情で「サッカー観たいですよ」と言われた。

サッカー、そんなに好きだったけ?と言われたら、好きは好きだけど、日本代表は所詮にわかファン。だけど観たいんだよ、俺だって!!

そんな叫び声はいろんなところから聞こえてきそうだ。

明日の7時から9時、救急車は出動件数が減るのではないだろうか。出動待機中なら救急隊員もテレビを観られるかもしれない。病院の当直明けの医師も休憩しながら観られるかもしれない。

不要不急の救急車利用は止めよう。(でも、マズイ時はちゃんと呼ぼう!) ワールドカップが理由で救急出動が減るなら、いつだってできるはずだ。

2014/06/18

おい、親父が入院したってよ

それは突然の電話だった。
母の声は、落ち着こうとしているものの、はっきりと戸惑っているのが分かる。
電話口では、大したことはない、命に関わることではないと繰り返していた。
でも、ICUに入っているらしい。只事ではない。
一昔前なら、「面会謝絶」なんていう札がかかっている状況に違いない。

「おい、親父が入院したってよ」

どこにいるか分からない妻にも聞こえるように、電話口から少し大きめの声で呟いた。

とりあえず、病院に行こう。
母に聞いた。

「どこに入院してるの?」

「石和温泉の○○病院」

聞いたことはない。まぁ、病院なんて、そんなに知っているものでもないから当然か。

母には落ち着けと言ったものの、一番慌てていたのは俺だった。
家を飛び出して、せめて最寄り駅くらい聞いておけばよかったと後悔した。
この古い携帯電話では、簡単に調べることもできない。
まぁいいや。石和の駅について、タクシーにでも聞けばいい。

新宿で特急かいじの切符を買った。
ひとりで山梨に帰るのなんて、何年ぶりだろうか。
結婚してからは、妻とふたり、子どもが産まれてからは三人、四人、五人と、特急の切符を買う度に値段が高くなることを嘆いてきた。

電車の時間まで、あと10分。
ぼーっとしていた。
駅の改札の中でふと見かけた広告。

「○○病院」

あ、親父が入院しているところだ。
不思議なものだ。
この広告をみたら、何となく親父は大丈夫な気がしてきた。

心配しても仕方がない。
さぁて、駅弁でも買っていくか。 (終)


2014/06/17

患者が知りたい情報とは

厚生労働省の分科会で議論されている病院指標が医療者目線で患者目線ではない、という批判を先日書いた。では、どういったものが良いかという内容は従来から、このブログで発信しているつもりだが、まず1つが下の例だろう。

これはアメリカのKAISER PERMANENTEのQuality Careのサイト(http://thrive.kaiserpermanente.org/quality-care)に書かれている内容だ。


QUALITY CARE

Here’s how we provide better care



同じ基準で医療の内容を評価し、その評価結果を公表することが望ましいのではないだろうか。そうすれば、病院側はより努力をするようになり、患者はよりよい病院を選ぼうとするはずである。

件数だけを並べた病院指標では、患者は喜ばない。喜ぶのは、自分のような病院のデータを分析している人か、ランキング本を作っている人か、病院向けのシステムを作っている人くらいだろう。

2014/06/16

第1類医薬品、ネット販売は拡大するか

先週、改正薬事法が施行され、ようやく第1類・第2類医薬品のグレーな状態を脱し、ネットで買えるようになった。さっそく第1類医薬品を購入しようと、大手ネット販売業者のホームページにアクセスした。

すると、通常のネット通販ならば、購入ボタンを押して、支払い方法の入力が済むと、完了となるところで、下のような画面になった。

http://lohaco.jp/

使用される方に聞いている、というのが赤字で強調されている。確かに、購入する人が服用する人とは限らないので、大事なポイントだ。

で、このフォームを入力し手続き完了となるのだが、これだけでは発送されない。このあと、薬剤師のチェックが入り、NGな場合、注文自体がキャンセルとなる。OKの場合は通常通り、発送される。

薬剤師とは基本メールのやり取りとなる。ダメな場合は、医療機関への受診を勧めるような流れのようだ。確かに今回法改正を受け、手続きが明確になったように思う。なお、LOHACOのサイトの手続きは、ほぼ厚生労働省医薬食品局が提示した資料に沿ったものだった。おそらく他社もそれほど違いはないだろう。

正直、購入は楽だ。風邪でシンドい時に店舗まで行くよりは、ネットで注文し、自宅に届けてくれたら(理想は即日配送)、本当に便利だ。リスク等の周知は不足している感は否めないものの、この流れは止められないだろう。正直、店舗・店頭とネットには大きな差がないように思う。

ドラッグストアなどはこれまで以上にサービスの差別化を意識し、店舗づくりや人材育成をしなければならないだろう。

余談だが、昨日から喉が痛い。ネットで買おうかな・・・。

2014/06/14

ビジュアル系分析家を目指したい

以前書いた2つのブログ。前者はカルフォルニアの貧困と精神疾患の罹患率のビジュアル化(他社作成資料を引用)。後者は看護師の離職率のビジュアル化(データを引用し、弊社でビジュアル化)。

情報の可視化で求められる「メッセージ”力”」と「美しいビジュアル」 - 医療、福祉に貢献するために
都道府県間の医療費格差だけでなく、介護にも差がある - 医療、福祉に貢献するために


まだまだ、このあたりのスキルが十分でないと感じる。ツールの問題だけではないと思う。センスや経験が大きく影響しているはずだ。せめて、その足りない何かを補おうと、本を読んでいたりするのだが、感心するばかりで、あまり身につかないのが悩みだ。もうしばらく努力するしか無いか・・・

2014/06/13

国民目線に立っていない病院指標なんてクソだ!

5月に開催されたDPC評価分科会の議事録が公開された。内容を読んで、思わずTwitterで下のコメントをつぶやいてしまった。


その美原先生の話は以下の内容だ。(赤太字は弊社が強調したもの)
○美原委員  2つあります。この調査の目的は今4つ出ていましたが、この公開の目的というのの非常に大きな目的というのは、一般の国民がその病院の機能を知るということだろうと思います。この7項目を僕、自分の患者さんに見せたのですね。何もわからないと言うのです。つまり、「実際に脳梗塞のICD-10別の患者数ということを聞いて、あなたわかります?」と言うと、何もわからないと言うわけです。しかも、ここの中を見てみますと、「うちは脳神経外科や神経内科の専門医がないから答えられない」というようなコメントも出ていました。 つまり、何が言いたいのかというと、ここにあるデータって、もしかしたらば医療関係者の目の指標であって、国民目線に立っていないのではないかと思うのです。例えば脳卒中の指標として、もし国民が求めるのであったならば、その病院でどのぐらいtPAやっているかだとか、あるいはアウトカムはどうなのかとか、そのようなことではないかと思いました。ですから、もちろんこの調査項目というのはとてもいいとは思うのですが、どうもやはり医療者側に立った医療者の視点に立っていて、必ずしも国民の視点に立ってないのではないかなという印象を、何人かの患者さんに聞いて、そんなことを思いました。
そのとおりだ。
弊社を設立した背景であり、弊社レポートmeditur insightの初号で言及した内容そのものだ。
指標の比較により、具体的な成績が良い病院が、メジャー(DPC病院Ⅱ群)入りの実績要件を満たすか、もしくは何らかの恩恵を受けるような制度ができることが望ましい「患者視点」を反映した制度構築なのではないだろうか。 (弊社meditur insight初号より引用抜粋)
医療者が病院指標を作ったら、ダメとは言わないが、国民が望んでいるものとズレてしまうかもしれない。このままでは、本当につまらない指標が出てきてしまう。予定調和的に議論が進むDPC評価分科会に不満を言っても仕方ないが、何とかしたいものだ。

弊社レポートはこちらからどうぞ ⇒ Our Reports | 株式会社メディチュア

2014/06/12

ガイドラインを分かりやすく見せる NICE Pathways

百聞は一見にしかず。下記のサイトを見てもらいたい。


http://beta.pathways.nice.org.uk/

ベータ版らしいのだが、非常に見やすい。

2型糖尿病のマッピング
日本では様々な学会がガイドラインを定めているが、そのガイドライン、インターネット上で無料公開しているケースもあれば、有料で販売しているケースもある。ガイドラインを作っている各学会の労力・尽力に感謝しつつも、国などがサポートして、配布できるようにすればいいのに・・・と思うのだが。

2014/06/11

Apple HealthKit 興味あるのに・・・

自分のiPhone、もう古くてiOSのアップデート対象外になってしまった。

Apple Unveils HealthKit and Highlights New Mayo Clinic App | Future Of Health Care

先日のApoleの発表で、HealthKtの話があったが、AppleはMayo Clinicと新しいアプリでコラボレートするらしい。

テスト環境としても必要なので、新しいiPhone、買おうかな・・・。

2014/06/10

セコいのは大阪?

道頓堀なんて高校生の修学旅行以来だろうか。20年近く前のこととなると記憶も曖昧。修学旅行の記憶はほぼ自由行動だったことくらいだ。朝、ホテルで「行って来い!」と生徒たちを送り出し、夕方「お帰り」と迎えてくれる。その間、引率の先生たちはまったく登場しない。とある先生は、京都市内のパチンコ屋めぐりをしていたらしい。自由すぎる先生たちだった。

そんな修学旅行だったので、行き先も完全に自由で、拠点にしていた京都のホテルから、どこへ行くのも自由。大阪でも神戸でも奈良でも、好きなところに行って来いと言われた。なので、自分は大阪に行ったような記憶があるのだけど・・・、正直、何を見たか、覚えていない。
高校の修学旅行で行って以来か? 少なくとも夜にこの看板を見るのは初めて

大阪はセコいおばちゃんがたくさんいそうなイメージがあるのだけど、実際に、そんなおばちゃんに遭遇したことはない。それほど、ディープなところに足を踏み入れていないせいかもしれない。セコいと言えば、最近、お薬手帳が話題のようだ。 Google Trendsで検索の傾向を見ると急上昇している。
お薬手帳を持参するか否かで点数が変わることが問題になるのでは、という疑問は以前ブログに書いた。
お薬手帳、意義が浸透しない中での点数上下は、混乱とムダを生む(前編) - 医療、福祉に貢献するために
本質的な議論ではなく、ケチケチ節約術のような話になっているのは、点数分の価値を患者側が感じていない、ということに尽きるだろう。3割負担の20円分の価値すら感じていないということを、医療関係者は肝に銘じなければならない。あるべき論を振りかざしお薬手帳の有効性を訴えても、なかなか価値を感じてはくれないだろう。 こんなセコいケチケチ節約術。大阪の人が考えているのでは?と思って、Google Trendsで調べてみたところ・・・ さすがにはっきりと地域性までは分からないのだけど、こんな形でデータを可視化できる。面白い。

2014/06/09

『プロが選ぶ名店』が知りたい

飲食店の世界。食べログやザガット・サーベイを見れば、客の選ぶ名店が浮かび上がってくる。一方で、ミシュランガイドはプロが選ぶ名店と言えるだろう。
どちらの評価も一長一短。絶対的なものはない。ましては、各人の舌は千差万別。他人が美味しいといったところで、自分にとっても美味しいかどうかは分からない。

病院はどうだろう?

病院ランキングは、新聞や週刊誌の人気企画だ。ただ、内容は玉石混交。順位だけで単純に良し悪しが決まるわけではないため、読み手のレベルが問われる側面もある。飲食店で喩えるならば、食べログに近いものから、ミシュランに近いものまで、様々だ。

食べログに近いものとしては、病院の口コミサイトなんていうのもあるが、コメントは愚痴や文句などの辛辣なものが多い。やたらめったら褒めているものがあると、かえって、サクラなのでは?と穿った見方をしてしまうくらいだ。また、患者個人個人は、『病院通』でないため、ちょっとしたことで良い評価をつけたり、悪い評価をつけてしまう。どれだけ票数が集まっても、絶対的な医療の質を反映しているとは言えないデータだろう。

また、ミシュランに近いものとしては、「医者がすすめる・・・・」なんて本もあるが、そもそも紹介している医者が臨床から距離のある人だったり、読み手の近所の病院でなかったり、あまり役に立つとは言えない。

ミシュランついでに、ビバンダム君が描かれた
自転車のチューブやドリンクボトルの写真をアップしようと思ったが、
身近なところにあったのはBONTRAGERのチューブだった。残念!!

では何か役に立つデータはないのだろうか?

実は、紹介状のデータ、というものがある。紹介状とは各クリニックや病院から、別の病院などへ紹介するときに書く手紙だ。紹介状を書くというのは、信頼できる医療機関に、自分の患者を紹介するのだから、紹介先は「選ばれている」のだ。選ばれている情報は、まさに「プロが選ぶ名店」であり、かつ地域密着の情報だ。しかも、これらには診療報酬の算定が絡んでくるため、すでに世の中にデータとして収集されている。

国は、こういった情報を整理し、開示してくれないだろうか。DPC病院(急性期の病院の多く)の機能評価係数Ⅱに、病院情報の開示を加えてみたらどうか、という話を今年度からまた再開しているようだが、改めて、患者にとって意味がある情報・価値がある情報というものを考えてもらいたい。紹介率や紹介元医療機関別の紹介件数を開示してくれたら、『プロが選ぶ病院』が一目瞭然となるのだが。

情報開示に関する以前書いた記事。例えば・・・ということで、2つ挙げてみた。よろしければ、こちらもあわせてどうぞ。

患者視点が置き去りになったDPC/PDPS制度 Part.4 - 医療、福祉に貢献するために
DPC評価分科会 何のための指標か、誰のための指標か - 医療、福祉に貢献するために

2014/06/06

『三次救急の病院へ運んでもらえませんか?』『ドクターヘリは使えませんか?』と聞くべきなのか?

先日も救急の話題を書いた(埼玉の救急はそんなにダメなのでしょうか。その中で、川越救急クリニックの上原院長の新聞記事に触れたのだが、記事の写真が上原院長のブログにアップされていた。そのブログで、ヨミドクターのコラムを紹介していた。
確かに面白い。病院選びという観点では、大病院志向が強く感じられる。選ぶ権利もある日本のフリーアクセスだから、個人の自由だが、できれば、診療所の先生に「紹介先は他にもありませんか。最初に挙げたA病院とB病院は、どのように違うんですか?」と聞いてみる等のかかりつけ医との信頼関係を築く観点での議論がなされていない。(ランキング本を買うといいよ、という宣伝が背景にあるなら、悪くない主張)

上記のリンクは救急を話題にしているのだが、あまり救急の現状をご存じないのだろう。「三次救急の病院へ運んでもらえませんか?」「ドクターヘリは使えませんか?」と家族が救急隊員に言ってみては、と提案している。

いやいや待ってくれ。救急隊員は、別に、ただ運ぶタクシーではない。専門知識を持って、然るべき病院へ連絡をし、受け入れられないか問い合わせている。その結果、病院が受け入れ不能となると、次の候補、また次の候補、と探していくのだ。患者の状態が三次救急を要しているのなら、当然ながら、三次救急の病院をあたっている。

ドクターカーやドクターヘリだってそうだ。時間的な猶予がない、距離的制約が大きい、など様々な要素を考慮して搬送しているのであって、「遠い」だけでヘリが登場するわけではない。今後、大したことのない状況で「ドクターヘリを呼んで!!」「なぜ三次救急に行ってくれないの? 何かあったら責任取れるの?」と救急隊員を責め立てるようなことが増えないだろうか。


新聞のコラムで語るのであれば、然るべき時に然るべき医療機関が受け入れられるように、不要不急の救急搬送依頼をやめ、自家用車やタクシーでの移動を促したり、#7119や#8000の広報(#7119や#8000の認知度向上、ちりもつもれば・・・)をしてくれてもいいのではないだろうか。


2014/06/05

ロート製薬のレシピ本は、目薬と全然関係なかった


ロートって聞いたら、目薬か鳩しか思い浮かばないので、てっきり、何かしら関係するものが出てくるレシピ本だと思った。

 

読んでみて、素でびっくり。まったく目薬とか鳩と関係ない。家庭薬膳料理の本だった。 

勝手に目薬的な効果・効能を期待した自分がいけない。しかも、中身は簡単・お手軽料理ではなく、マジ料理ばかり。クコの実が何度も材料で登場する。エディブルフラワーなんて洒落たものは初めて知った。ま、企業イメージアップには悪くない取り組みかもしれない。

2014/06/04

「ドナルド・マクドナルド・ハウス せたがや」が今月の雑誌「病院」に載ってます

今月の「病院」。特集はITの活用とこれからの医療というテーマなのだが、巻頭で、国立成育医療研究センターの敷地内にあるドナルド・マクドナルド・ハウス せたがやの紹介がされている。

この施設、家からとても近いところにある。なので、オープンハウスの度に、遊びに行っていて、何度も中まで見せさせてもらっている。

雑誌の文章を読むと、利用希望者が多く、利用できない人がいるとのこと。

たまたま自分はこの病院のそばに住んでいるが、高度な医療を受けるためには、患者とその家族が遠方まで出向くことは許容せざるを得ないのが現状だ。医療費の負担は公的な支援により助けられることが多いとは言え、家族の生活まではサポートしてくれない。そんなとき、こういった施設は非常に重要だろう。

以前、ブログでは病院の機能集約とともに、このような施設の重要性が増すことを書いた。

病院機能の集約化に必要な「新たな機能」 - 医療、福祉に貢献するために

もしお時間があれば、ぜひ読んでいただきたい。

雑誌の記事は写真も多く、中の様子が伝わってくる
「病院」という雑誌、普通の書店には並ばないので、馴染みはないかもしれないが、見かけたらぜひ巻頭の記事をどうぞ。

2014/06/03

歯医者さんにかかると寿命が延びる

明日は虫歯予防デーだ。先日、弊社レポートで虫歯について触れたこともあり、虫歯関連の書籍を紹介したい。

おもしろおかしく、でも真面目に歯を大切にすることの重要さを理解できる

「歯医者さんにかかると寿命が延びる」というタイトルの本。都立駒込病院の歯科口腔外科部長が書いている。ごちゃごちゃ説明するより、読んでもらった方が早い。表紙こそ地味だが、非常に分かりやすい文章で、簡潔に書いてある。参考文献を見ると様々な論文や書籍が載っているのだが、難しさはほとんど感じない(グラム陰性菌とか、若干難しいところは、ぐっと堪えて!)。

「長生きは噛むこと」、FBI、CIA、「歯周病は死襲病だ」、などなど。名言もポンポン飛び出す。これを読むと、かかりつけの歯科医を作ることの良さをあらためて理解できるに違いない。

先日発行したレポートはこちらからどうぞ
⇒ 弊社レポート meditur insight vol.5 発行いたしました

2014/06/02

埼玉の救急はそんなにダメなのでしょうか

土曜の東京新聞の記事。

東京新聞:救急受け入れ38回拒否 川口の骨折女性 昨年、搬送2時間超:社会(TOKYO Web)

また埼玉だ。タイトルだけ読むとただの骨折にしか思えないが、悪性リンパ腫の脳転移患者だったとのこと。かかりつけ医が満床で、受け入れ先を探すのに難航したようだ。(記事には春日部の話も載っている)

「拒否」という書き方は、マスコミが病院を悪者としている感が否めない。そして「拒否」ではなく「不能」だと病院側は主張するに違いない。

そもそも、埼玉、救急体制がおかしいのでは?という話は、先日もブログに書いた。

#7119や#8000の認知度向上、ちりもつもれば・・・ - 医療、福祉に貢献するために
そして、日曜(土曜だったかも・・・)の読売新聞・埼玉版。偶然、川越救急クリニックの上原院長の記事が載っていた。

院長の勝手気ままなブログ - 川越救急クリニック

上原院長からの、現場目線での意見は非常に重い。時間があるときに、上記のブログを読んでいただきたい。

何はともあれ、県民が興味を持つことではないだろうか。そして、マスコミは無用な煽りをせず、報じるべきだろう。

今とある複数の都道府県の救急医療について分析している。マスコミが流す情報とはまた違う情報が見えてくる。病院側だって、断るには断るなりの理由がある。性善説にたって、全部受け入れてくれるはず、という理論を振りかざすのはあまりに無謀だ。飲食店が「あいにく満席で・・・」と詫びるのとは違って、医療は一刻を争うケースがある。難しい問題だ・・・。

5月に読まれた記事TOP3

先月も多くの皆様にブログへアクセスいただき、ありがとうございました。先月は1年近く前に書いたものですがヘルスケアポイント関連へのアクセスが増えていました。




 また、先月はmeditur insightの新しい号を発行いたしました。あさっての虫歯予防デーに向け、関連の書籍も紹介していこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


~去年の5月に読まれた記事TOP3はこちら~
5月に読まれた記事TOP3 - 医療、福祉に貢献するために
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