2014/09/24

地域完結型医療の質を向上させるのは医療情報の連携が鍵になるはず

医療情報の共有は新たな価値を産む。頭では分かっていても、なかなか動きが伴わない。理由のひとつが、共通のインフラを整備することの難しさだろう。

電子カルテの大手ベンダー主導で、地域の連携システムを構築した事例はいくつもある。しかし、その地域地域で話を聞くと、うまく行っているという声もある一方で、大抵、うまく行っていないという批判的(むしろ冷ややかな声か)も必ず聞こえてくる。

これまでは費用的なことがネックになっていたのかもしれない。

昨日の日経新聞朝刊13面の記事。

セコム、電子カルテ共有 クラウド活用 他社製も対応 病院連携、容易に :日本経済新聞

セコムがクラウドで相互参照できる仕組みを提供するらしい。BCP対応という名目は導入ハードルを下げることになるだろう。

これまでの状況が呉越同舟なのだとすれば、医療環境を取り巻く、最近の地域完結型医療への転換は、協力しあう絶好の機会だろう。