2015/01/27

液晶テレビなら亀山モデル、健康長寿なら埼玉モデル

かつて液晶テレビが高かったころ、『亀山モデル』なんていうシールが貼られたテレビが売られていた。今では、40インチくらいなら5万円もしないらしい。

亀山モデルが一世を風靡したのも、もう昔のこと。現在、亀山工場では、スマートフォン用の画面を作っているらしい。


○○モデルと銘打つからには、確固たる品質や、圧倒的なブランド力があるのが普通だ。
今月、埼玉県は「健康長寿埼玉モデル」の記者発表を行った。

健康長寿埼玉モデル
出所: 埼玉県知事記者会見資料
資料は分かりやすい。そして、取り組みは着実にステップアップしている。

記者発表資料全体は、こちらのPDFにある。
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0704/kenkochoju/documents/kaiken.pdf

年間医療費が2万円下がった、8万円弱下がった(参加者と比較対照群の差異)という報告も書かれている。これらは、おそらく最後まで参加できなかった人は除外され(途中で脳梗塞になった人とか、マイナス要素を極力排除しているかもしれない)、都合のよい形で結果をまとめているのかもしれない。しかし、そんなことは全国どこの報告も似たようなものだ。

資料の構成がシンプルで、整理されている。これから多くの自治体・企業で始まる取り組みは、おそらく、この中身を参考にすればよいだろう。健康長寿なら「埼玉モデル」という日が来る・・・かどうかは分からないが、これから新たに策定する自治体・企業は、これ以上のモデルを考えるべきだろう。

健康長寿埼玉モデルを発表しました - 埼玉県