2015/07/21

外科医の成績表で情報の透明性向上に

NBCのニュースサイト記事。『外科医のスコアカード』というサイトで、術後合併症の発生率の低いドクターを探すことができるとのこと。

'Surgeon Scorecard' aims to help you find doctors with lowest complication rates - TODAY.com

メディケアの5年分のデータから、術後感染症などのリスクの低い術式である膝人工関節置換術や腹腔鏡下胆嚢摘出術、前立腺摘出術などについて、調査したらしい。

例えば、カルフォルニア州の膝関節置換術であれば、下記のように表示される
検索例(カルフォルニア州・膝人工関節置換術)
Knee Replacement | Hospitals in California | Surgeon Scorecard

上から合併症発生率の低い順に病院が表示されていて、各病院の表示内容は下記のように外科医ひとりひとりの情報を見ることができる。


さらに各病院名をクリックすれば、ドクターひとりひとりの手術件数や合併症発生件数などを見ることができる。

冒頭に紹介したニュース記事でも、これだけで病院・医者を選べるわけではないが、こういった情報を得られることが大事だ、といったことを言っている。そのとおりだろう。透明性の向上とは、こういったことが期待されているに違いない。(一般人は、外科医の良し悪しを神の手ばりの「手術の成功率」みたいなことを想像しがちだが、そうでなく、合併症発生率等の数値は極めて重要な指標だと思う)

一度、サイトをご覧いただくことをオススメする⇒ Surgeon Scorecard