2015/08/05

Watsonを利用して生活習慣病のマネジメントプログラムを強化するCVS Healthの取り組み

IBMのプレスリリースに、慢性疾患のマネジメントのため、CVS HealthがIBM Watsonと提携したとあった。

IBM News room - 2015-07-30 CVS Health and IBM Tap Watson to Develop Care Management Solutions for Chronic Disease - United States

最近、Watsonの話を聞く機会が増えてきた。活用方法は色々あるが、CVSも一般的な使い方をするようだ。

CVSのプレスリリースを読むと、次の3つがポイントとして挙げられていた。
  • Helping to predict individuals at risk for declining health who may benefit from proactive, customized engagement programs;
  • Encouraging patients to adopt safe and healthy behaviors, including adherence to prescribed medicines and healthy lifestyle regimens; and
  • Suggesting appropriate use of cost-effective primary care and out-patient providers.
 意訳すると以下のような感じだろうか。
  • 健康悪化リスクのある人で、積極的な健康改善プログラムを提供する価値がある人を予測することを支援する
  • 処方薬のアドヒアランスや健康的な生活様式を含む、安全で健康的な行動をする患者を応援する
  • 費用対効果の高いプライマリケアと外来医療提供者の適切な利用を提案する
多店舗展開しているところは、質の低下と常に戦っている印象がある。スタッフのスキルアップなど、人材育成に力を入れていても、会社の理念やサービスの質に対する「覚悟」みたいなものまでを均質的に高いレベルを維持することは難しいだろう。

人工知能などの力を借りて、質の高い医療サービスを目指す、という方向性は、これからのトレンドになるかもしれない。