2016/12/30

地図を広げ、戦略を考える

最近、全国各地の医療需要分析をしている。先月頭に開催していただいたセミナーでも、高知や千葉など、色々特徴的な地域をピックアップし、分析方法と経営への活用方法などを紹介した。

下の茨城県の図は、ビジュアル的に分かりやすさを追求した事例。右が高度急性期・急性期、左が回復期・慢性期。上が2025年、下が2040年。すべて同じスケールで、2015年の医療需要と比較している。


医療需要推移予測(赤:減少 緑:増加)
出所: 国立社会保障・人口問題研究所の
将来推計人口を参考に独自シミュレーション
※茨城県地域医療構想(案)の地図に色付け

グラフを作るよりも手間はかかるが、目的によって、ビジュアライゼーションは有益である(≒目的がなければ、時間の無駄)。

余談だが、戦国武将や大名が戦略を考える際に地図を見ていたかどうかは定かではないが、ウェブ上で国立博物館のデータベースの古地図を見ることができる。
地域・分野から探す古地図 - 東京国立博物館所蔵古地図譜データベース - 東京国立博物館
物事を考える時に、地図を広げるのは、いつの時代でも共通なのではないだろうか。